魚介系ドッグフードは犬の体に良い?
肉類のイメージが強いドッグフードですが、近年では魚介系のドッグフードも注目を集めています。
魚介系ドッグフードは犬の健康に効果があるのでしょうか。
メリットとデメリットを紹介します。
1.魚介系のドッグフードとは?
魚を食べると頭が良くなる、健康になると見聞きすることがありますが、犬にとっても効果があることが分かってきています。犬用のフードには、魚介を主原料にしたドッグフードからおやつまで幅広い展開があります。
使用される魚は、サケ(サーモン)、タラ、ニシン、マグロ、カツオなどで、おやつにいたってはサメ軟骨などもあります。
普段私たちが食べたことのある魚が多いので安心感がありますね。
2.魚介系ドッグフードのメリット
魚介を使ったドッグフードには多くのメリットがあります。代表的なものをみていきましょう。
アレルギーが出にくい
魚介は、肉類に比べてアレルギーが出にくいといわれ、皮膚炎やアレルギーで悩む犬でも安心できる食材として注目を集めています。ただし全ての犬にアレルギーが出ないわけではありませんので、異変があればすぐに病院へ連れて行きましょう。
有効成分がたくさん含まれている
魚介には数々の魅力的な成分が含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは動脈硬化を予防、カルシウムは強い骨づくりなどが期待できます。
特にシニア犬の痴呆予防や骨格強化に効果的といわれています。
低脂質でヘルシー
魚介は、高タンパクで低脂肪のヘルシー食材です。また魚のタンパク質には利尿作用があり、毒素を溜めにくくする働きが期待できます。
3. 魚介系ドッグフードのデメリット
健康に良い成分をたくさん含む魚介ですが、デメリットもあります。家庭調理の場合、骨などの処理が面倒
犬に魚を与える時は、骨を取り除いてほぐすといった手間がかかります。魚によっては内臓やウロコなどを処理する必要もあり、調理が面倒なこともあります。
食いつきが良くない
食いつきが良くない 肉に比べると風味が弱いので、犬によっては食いつきが良くない場合があります。また腹持ちが良くないので、よく食べる犬や活動量の多い犬には物足りないかもしれません。
魚介系のドッグフードには、犬の健康に良い成分がたくさん含まれています。
しかし好き嫌いが分かれる食材でもあるので、初めは少量からスタートすることをおすすめします。
栄養の偏りを防ぐためにも、愛犬の食べる楽しみを満たすためにも、肉のフードと併用すると良いでしょう。